障がいのある方のモノづくり

障がいのある方の個性と魅力 地域社会の光

房総張子は、精神や身体など障がいのある方に、張子づくりを手伝ってもらっています。

このお互いにとって『初めての取り組み』は

始めて 2年経ちましたが

今では初心者向けのお面や達磨はもちろん、小さいため、繊細なタッチでむずかしい作業となるミニミニ達磨もできるようになりました

「身を乗り出して」作り方を聞いてくれます!みなさんの関心が伝わります
達磨の型(かた)に、でんぷん糊で紙張りをしてもらったり
手が不自由な方も、マットに糊をつけ、和紙が”すべらない”ようにすれば「きれい」に作れました

でも・・・もちろん最初から、ちゃんと作れたわけではありません

お面の例

”出来上がり”と送られてきたものを拝見。お面の裏側が・・
こちらも、お面の裏面をみると・・
貴重な手漉き和紙を多く張り過ぎてたり、はがれが・・
招き猫の 手や顔が 型(かた)どおりに『かたち』がちゃんと出ていません

しかし

『1つ、1つ』講習をくりかえすと

だるまの例

左が達磨の型(かた)で、右が障がいのある方に作っていただいた達磨の半製品です

比べてみて、わかるとおもいますが「型どおり、とってもきれい」につくってくれます。

おなかの部分の凹みの模様なども「しっかり」でていますね。

今では・・

こんなにたくさんの半製品を納品してくれるようになりました

体験者の作品・お店に並ぶ商品に「立派に」なっています

こんどは、だるまの型(かた)を抜いて修復する作業です・・

スペース

指導員の方から

「張子づくりは、みんながとても楽しそうに、すごい集中しているんですよ!」

とのこと。。

好きこそ ものの 上手なれ

ー What one likes,one will do well.

という言葉がありますが、そのとおりだとおもいます。

私の方こそ学ばせていただいているのですが

伝統のモノづくりの世界に、「それぞれの個性という光」をもった障がいのある方の力は、これからもっと『大きな助け』になるとおもっています

スペース

そして みなさんとの今後は

もっと わくわくします

協力先:特定非営利活動法人 コミュニティワークス